札幌市へ要望書を提出

新型コロナウイルス感染症対策による影響で、
ひとり親世帯は大きな影響を受けています。

しんぐるまざあず・ふぉーらむ北海道では、
会員への緊急回webアンケートをおこない、103名から回答を頂きました。

感染症対策による一斉休校、休業要請の影響で
収入が大きく減った31.1%、収入が少し減った24.3%と回答
55.4%の世帯で収入が減っています、

平成28年の札幌市の調査では、平均就労収入が200万円以下が62.8%と
日頃から家計に余裕がない状況です。
元々少ない収入が減ることは、家賃や公共料金が払えなくなるだけではなく、
子ども達への健康や食事にも、大きく影響していしまいます。

既に失業したという回答も12.6%になっています。
これは、今後もっと増えてしまうのではと危惧しています。

65.6%が休業保障はなく、仕事を休めない家庭では、
子どもだけで過ごすと回答した方が36.6%になっています。

子ども達の様子も、生活リズムが崩れたとの回答が69.9%
不安そうである29.0%、イライラすることがある23.7%と子ども達のケアも必要です。
(複数回答可)

全国では自治体独自の給付金などの支援策も広がっています。
自助努力だけでは、この厳しい状況を抜け出すことはできません。
札幌市の子育て世帯、ひとり親世帯への早急な支援をお願いします。
(札幌市が率先して独自支援を行うことで、道内の他の市町村への波及があればと思います。)

記述には、切実で読んでいると胸が苦しくなるような内容です。

「大きく減収し固定費や食費が払えない。
4月は児童手当、児童扶養手当がなく、学校関係への支払いもできない。
来月は無収入の可能性もあり、目途も立たない。
なけなしのお金で3食が食べられない日も増えてきました。」

「3月からほとんど収入がなく、今月もとなると考えこんでしまう。
中学生は児童手当が増えたが、高校生の方が食費がかかります。
子どものバイトもなくなり、親子して大変な状況です。」

「休校中、仕事が休みで保障もない。食費や光熱費が普段よりかかり、
不安でしかない。子どもの学習も、パソコンも、タブレットもないので、
学習面でもかなり不安。」

「仕事の再開予定も分からず、仕事もなくなるかもしれない。保障もない。この年齢で転職できるのか。学力の低い地域なので子供の学習がかなり遅れてる。至急パソコンやタブレットの支給をして欲しい。無料のオンライン学習すらやらせる事ができない。食費、生活費も限界。米とおかず一品の毎日。食品の値上りもきつい。子供も我慢ばかりで限界。」

・・・・・・
普段から連携している団体に、札幌市への要望書提出を提案し、
たたき台にそれぞれの専門分野で肉付けをして要望書を作成。
更に、札幌市内、道内で子育て支援、学習支援、こども食堂、困窮者支援、
そしてひとり親家庭支援に関わる76団体から賛同を頂き、
本日5月14日に呼び掛け団体の皆さんと、札幌市へ提出をすることが出来ました。

札幌市も、秋元市長、長谷川教育長、こども未来局長はじめ皆さんに直接要望書を届けることが出来ました。

呼びかけ団体の皆さん、賛同いただいた本当に沢山の団体の皆さんありがとうございます。

札幌市長 秋元 克広 様
札幌市教育長 長谷川 雅美 様

「新型ころないウイルスの親子への影響に対する支援のお願い」
1.子育て世帯への臨時給付金について
2.ひとり親世帯のセーフティネットである児童扶養手当の臨時増額について
3.長引く休校で給食停止による子どもの栄養確保について
4.一斉休校による子どもの預けさき確保と保育所等の預け先施設の支援強化について
5.高校生・大学生に返還不要の給付奨学金を創設することについて
6.DV・虐待相談窓口などのさらなる広報について
7.親の感染が判明した場合の、子どもの預け先などについて
8.子どもの学習機会均等の保障について
9.当事者の声に寄り添うことについて
10.子どもの置かれた状況への理解について

賛同よびかけ団台
しんぐるまざあず・ふぉーらむ北海道
認定NPO法人kacotam
NPO法人訪問と居場所漂流教室
札幌市子どもの権利条例市民会議
一般社団法人北海道民泊観光協会
NPO法人札幌チャレンジド

北海道NHK NES WEB

 

 

 

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